伊藤潤二「ミミの怪談 完全版」が、本日1月20日に発売された。
木原浩勝と中山市朗による怪談集「新耳袋」を原作に伊藤が描くホラーシリーズ「ミミの怪談」。今回刊行された「ミミの怪談 完全版」は、2003年に刊行された単行本「ミミの怪談」収録作に、同じく「新耳袋」を原作とするマンガ「お化け人形」を新たに加えたものだ。「お化け人形」はイベント制作会社に勤める女性・桜井に起きた恐怖体験を描いた物語。桜井はお化け屋敷の仕掛けとして、幼少期のとある体験を提案する。それは廃屋の中で襖の下敷きになっている幽霊がうめき声をあげるというものだった。しかしこの企画を進めるにつれ、桜井の身の回りでさまざまな怪奇現象が起こり始め……。カバーイラストは伊藤によって新たに描き下ろされた。