「地獄楽」小林千晃の感想は「妻がかわいい!」、木村良平&小野賢章は兄弟の絆表現
最強の忍であり死罪人の画眉丸と、打ち首執行人の佐切のコンビを軸に、持ち帰れば無罪放免となる仙薬を求める死罪人たちの、生死を懸けたバトルが展開される「地獄楽」。先行上映会では4月1日の放送開始に先がけて、第1話・第2話がいち早く披露された。シリアスな物語に観客が息をのむ一方で、トークは終始笑いの絶えないものに。死罪人と執行人それぞれの関係が見どころの作品ということもあり、キャスト陣はチームごとに和気あいあいとした様子を見せた。
上映された本編の感想を聞かれた小林千晃は、「妻がかわいかったです!」と即答。愛妻家の画眉丸にちなんだ答えで客席から拍手を集める。妻の結役のキャストとはアフレコでも顔を合わせないようスケジュールが組まれていたそうで、「もどかしい」とこぼした小林千晃に、木村は「俺は会ったけどね!」と自慢げな顔をしてみせ観客の笑いを誘った。花守は自身が演じる佐切について、「強さと弱さのバランスがすごく難しいキャラクター。その狭間の子、というのは常に意識しています」と愛情をにじませた。
木村演じる弔兵衛と小野演じる桐馬は、死罪人と執行人でありながら実の兄弟という役どころ。そんな弔兵衛を木村は「弟思いで、食べることが大好きで、周りに合わせるのが得意なんですよ。そういうかわいいところを知ってもらえたら……」と含みを持たせながら紹介し、キャスト陣からは「物は言いよう」「間違ってはない」といった声が上がる。ともに臨んだアフレコでは小野が「もう1回やっていいですか」と申し出る場面もあったそうで、「どうやったら兄弟感が出るかな、絆の深い感じが出てくるかな、というのは丁寧に突き詰めてやっていました」と振り返った。
序盤でも2人で肩を組み、「このコンビを人気者にしようと目論んでます!」と宣言していた稲田と市川。見た目の割に子供っぽい巌鉄斎と、反対に容姿の印象よりも大人な付知、そのデコボココンビ感に注目してほしいと語る。稲田は「地獄楽」のオーディション資料をもらったものの続きが気になり、結果が出る前に全巻購入して読破したという。「巌鉄斎が生涯かけて為そうとしていることは、僕が声優として為しとげたいことと酷似している。この作品で巌鉄斎の夢を叶えることで、僕の夢にも近付くと信じています」と力強く述べた。
小市は「私は“関係性オタク”なんですが、チームごとにいろいろな関係が繰り広げられていて、きっと皆さん好きな関係があるんじゃないかと思います」とアピール。小林親弘も「第1話、第2話で観た関係を覚えていてほしい。話数が進むにつれて『こういう関係になるんだ』『あのときの言葉がこの人に響いてるんだ』と、熱く積み重なっていく」と作品の魅力を語った。小林裕介は「“地獄”と“極楽”が混在する作品。“極楽”の部分は絵で表現してくださっているので、“地獄”の部分は僕たちが全身全霊で彩りを与えています」と意気込みを伝えた。
イベント後半では「自分が仙薬探しをするなら、どのキャラを相方に選ぶか」という質問も。小林は「自分が執行人なら、弔兵衛にします。生存能力が高いし」と回答するも、木村に「弟しか守らないよ」とツッコまれ、「じゃあ賢章さんの弟から始めます!」と返して笑いを起こす。花守が「自分が執行人ならヌルガイちゃん。『この子をちゃんと生きて島に帰さなきゃ!』ってなれる気がする」と答えると、小市は「身体能力は優れてるので、けっこう頼もしいですよ!」と笑顔で返した。どちらも画眉丸と佐切を選ばなかったことについて司会からツッコミが入ると、2人は「画眉丸と佐切はあの2人じゃないと……」と顔を見合わせ、はからずも名コンビであることが証明される形となった。
TVアニメ「地獄楽」
放送情報
テレビ東京系列ほか:2023年4月1日(土)より毎週土曜日23:00~
配信情報
Prime Video、Netflix、ひかりTV:2023年4月1日(土)より毎週土曜日24:00~
スタッフ
原作:賀来ゆうじ「地獄楽」(集英社 ジャンプコミックス刊)
監督:牧田佳織
シリーズ構成:金田一明
キャラクターデザイン:久木晃嗣
音楽:出羽良彰
制作:MAPPA
企画:ツインエンジン
原作協力:少年ジャンプ+編集部
キャスト
画眉丸:小林千晃
山田浅ェ門佐切:花守ゆみり
亜左弔兵衛:木村良平
山田浅ェ門桐馬:小野賢章
杠:高橋李依
山田浅ェ門士遠:小林親弘
山田浅ェ門典坐:小林裕介
ヌルガイ:小市眞琴
民谷巌鉄斎:稲田徹
山田浅ェ門付知:市川蒼
山田浅ェ門仙汰:山下大輝
(c)賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA