「コードギアス 奪還のロゼ」過去作リスペクトしたシーンに古川慎「胸が熱くなった」
アニメ「コードギアス 奪還のロゼ」第2幕の上映記念舞台挨拶が本日6月8日に東京・新宿バルト9にて開催され、ロゼ役の
「コードギアス 奪還のロゼ」は、「復活のルルーシュ」から5年が経った合衆国日本・旧ホッカイドウブロックを舞台に、傭兵兄弟ロゼとアッシュがネオ・ブリタニア帝国に立ち向かう姿を描くシリーズ最新作。第1幕が5月、第2幕が昨日6月7日に公開された。
第2幕の公開を迎えた心境を聞かれた大橋監督は「もしお客さんが入らずにガランとしていたらどうしようとドキドキしていたので、席が埋まっていてうれしいです」と満席の会場を見渡しながら心情を吐露。さらに「面白かったですか?」と客席に問いかけると、万雷の拍手が送られた。観客の中には、第1幕を10回以上観たという人や、公開初日の昨日と2日連続で観に来たという人も。熱心なファンの存在に登壇者一同が感激していた。
この反応を見た天崎は「第1幕が上映されてから、皆さんから温かい言葉をたくさんいただいたので、それが続くといいなと思いながら反応をチェックしていたら、『第2幕も面白かった!』という声をたくさん見かけて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを伝え、満面の笑みを見せる。天崎とともに第1幕を映画館で鑑賞したという古川は「反対隣に座っていた方が、すごくいいリアクションで楽しんでくださっていた」と、その様子を再現しながら振り返り「この調子で最終幕まで駆け抜けたい」と意気込みを述べる。また上田も、全4幕まであるエピソードの中で、一番思い返すのは今回の第2幕だと思い入れを語った。
それぞれが演じたキャラクターについての話題では、天崎が「第1幕でロゼの秘密が明らかになったことで、それを踏まえた第2幕ではロゼの新しい面を見ていただけたんじゃないかな」と話し、ナイトメアフレームが“エンゲージ”するシーンについて、古川と熱く盛り上がる。古川は「コードギアス反逆のルルーシュ R2」でのスザクのとある行動を思い起こさせるシーンに触れ、アッシュが本家をリスペクトしたセリフを口にしたことに対し「胸が熱くなった」とコメント。このシーンについて、谷口プロデューサーからは「ファンの皆さんが思い入れを持ってくれているスザクやルルーシュを大切にしつつ、アッシュのことも立てるようにバランスを調整しました」と、そのこだわりが明かされた。
また、好きな女の子・ラズベリーちゃんに対する不器用さが印象的なアッシュについて、大橋監督が「店の前を何度も行ったり来たりして彼女がいるか様子を伺っていた」と裏設定を暴露。これには上田が「怖すぎる……(笑)」と思わず苦笑い。客席からも笑いが起こった。
続いて話題は、第2幕の特に好きなシーンへ。「反逆のルルーシュ」をファンとして楽しんでいたという天崎は、過去作に登場したとあるキャラクターとロゼが会話するシーンをあげ、「重要なバトンの受け渡しをしている気持ちになりました。過去のシリーズを大切にしながら、この『奪還のロゼ』という新しい物語が紡がれていくんだと改めて感じるシーンがたくさんありました」と感慨深げに語る。本シリーズにずっと携わってきた谷口プロデューサーも、「心残りな部分があったキャラクターなので、それを『奪還のロゼ』でしっかり回収できたなと思います」と満足げな表情を見せていた。
最後の挨拶では谷口プロデューサーが、「実は第1幕に比べて、第2幕の初日興行成績が倍になっているんです。これもみなさんのおかげですし、第3幕、最終幕と続いていきますので、ぜひ応援よろしくお願いします」と感謝の思いを伝える。大橋監督は「第3幕の予告は相当不穏だったと思いますが、これから驚くことがこれからたくさんあると思います」と今後の展開への期待を煽るコメントを残した。
上田は「これからどうなってしまうのか……というところで第2幕が終わってドキドキしながら続きを待っていただくことになりますが、必ず大きなインパクトを残すような作品になっています!」と力強く宣言。古川も「第3幕、最終幕は皆さんの考察を軽く飛び越えるような展開がありますので、最後まで追いかけて、我々のキャラクターを愛してくださるとうれしいです」と自信をのぞかせる。トリとなった天崎は「第2幕も非常に細かい部分まで、こだわりと愛を感じるシーンがたくさんあります。皆さんと一緒にこの第2幕はもちろん3幕、4幕と楽しみ尽くしていければいいなと思っています」と語り、大きな拍手の中で舞台挨拶は幕を下ろした。
「コードギアス 奪還のロゼ」
上映情報
第1幕:上映中
第2幕:上映中
第3幕:2024年7月5日(金)~
最終幕:2024年8月2日(金)~
配信情報
ディズニープラス「スター」:2024年6月21日より世界独占配信
スタッフ
原作・企画:サンライズ
ストーリー原案:大河内一楼、谷口悟朗
監督:大橋誉志光
シリーズ構成:木村暢
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏、島村秀一
ナイトメアフレームデザイン:阿久津潤一
メカニックデザイン:重田智
メインアニメーター:木村貴宏、島村秀一、中谷誠一、重田智、橋本敬史
美術監督:小幡和寛
色彩設計:忽那亜実、久保木裕一
3DCG:武右エ門
CGI監督:篠田周二
音響監督:明田川仁
撮影監督:千葉洋之
編集:坂本久美子
音楽:川井憲次
オープニング主題歌:MIYAVI「Running In My Head」
エンディング主題歌:満島ひかり「ロゼ(Prod.TeddyLoid)」
配給:ショウゲート
製作:バンダイナムコフィルムワークス、コードギアス製作委員会
キャスト
ロゼ:天崎滉平
アッシュ:古川慎
サクヤ:上田麗奈
黒戸:黒田崇矢
物部:小西克幸
ハルカ:富田美憂
小田:千葉翔也
宗森:坂泰斗
新城:杉山里穂
佐野:春野杏
コーネリア:皆川純子
ジノ:保志総一朗
ニーナ:千葉紗子
漣:山本兼平
志塚:小林親弘
坂井:Lynn
東見:藤井隼
岩本:青山穣
ナタリア:寺崎裕香
メイ:白石晴香
ヴァレン:野川雅史
ノーランド:安元洋貴
キャサリン:東山奈央
ナラ:内山夕実
スタンリー:平川大輔
ヴァルター:加瀬康之
ディボック:水中雅章
クリストフ:吉野裕行
重護:小山力也
※天崎滉平の崎はたつさきが正式表記。
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