花宵道中(3)
作品概要
江戸吉原を舞台に遊女たちの悲恋を描いた官能純愛絵巻
「いつか江戸に会いに行ったるからな。待っててな」
「あてにせんと待っとるわ」
京都島原の売れっ子遊女だった霧里は
「他の遊女の客を盗った」という罪で江戸吉原に追放され、
最愛の弟・東雲と離ればなれになる。
小見世の山田屋へ売られた霧里は
朝霧という地味な禿(かむろ=住み込みで働く幼女)の面倒を見ることに。
筋のいい朝霧はさまざまな芸事を身につけていった。
しかし、朝霧が初見世(はじめて客をとり一人前の遊女になること)
を迎えるまで自分が守ろうと決めた霧里を待っていたのは
思いもしない悲劇だった――
遊女たちの恋と運命が絡まり合う
官能純愛絵巻第三弾!
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440 円税込