夜叉鬼想伝(3)
作品概要
異界からの来訪者・鬼は、徐々に都を侵し始めた。帝の理解のもと、人と鬼が争わずに共存できた時代は終わろうとしている。かつては人間としての情愛を持ち、「薫衣の君(くぬえのきみ)」という名をもらった男も、いまや冷徹な眼を持つ魔物と化してしまった。彼に付き添う一つ眼の少女「みづは姫」は、京で起きた混乱が鬼の総帥「義童」の復活によるものだと看破する。だが、人界に舞い戻った義童は、かつての優しさを失い邪気の塊りとなった。欲望のままに暴走し、大きな争いを起こさないとも限らない。鬼とその眷属に黒雲のような不安が広がってゆくが……? 平安時代を舞台にした大河ファンタジーロマンス、シリーズ第3巻!
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330 円税込