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幹部達の一掃に成功した黄(縄井)は、その事実を巧みに隠し、中国系住民の新たな指導者の地位に就いてしまう。幼い頃、親しくしていたはずの人々に家族を殺され、以来誰も信じなくなっていた縄井が、苓と遥華のふたりの女性によって心開かれる時は訪れるのか…? 戦中戦後の荒波を、ただひたすらに生き抜いた人々の、はかなくも美しい様が描かれる最終巻。
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