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靴工房・IPPOの店主・一条歩(いちじょう・あゆむ)が東京に店を構えて数年。歩は注目若手職人として実力が認められ始め、仕事は順調であった。そんな折、歩のもとへフィレンツェでの師・祖父が訪れた。開店以来初の来店。しかし祖父が病気で「もう時間がない」と聞かされ、歩の心は衝撃に揺れる──!
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