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新天地へと向かう巨大な船。しかし、到着を目前にして大波が襲う。たった一欠片の小石が船を砕き、何十世代にも及んだ人々の日常を奪っていく。老人と子どもがいなくなった街で、それでも人々は生きる。“霞たる神”が照らすあの星に辿り着くために。
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