[ライトノベル]先生とそのお布団(全1冊)
作品概要
まだ「何者」にもなれない「誰か」へ――。家に猫がいる者ならたいてい「うちの猫は特別だ」という。だが彼とともにいた猫は本当に特別だった。九年間、小説を書くときにはいつもそばにその猫がいた。その猫がいなければ小説なんて書けなかった。彼は猫を飼っていたわけではなかった。ただ猫とともに暮らしていた。これは石川布団という作家と、人語を解す「先生」と呼ばれる不思議な猫とがつむぎ合う苦悩の日々。企画のボツ、原稿へのダメ出し、打ち切り、他社への持ち込みetc...様々な挫折と障害に揉まれながらも、布団は小説を書き続ける。時には読者に励まされ、時には作家仲間に叱咤され、ひとつひとつの出来事に、一喜一憂していきながら、素直に、愚直に、丁寧に、時にくじけて「先生」に優しく厳しく叱咤激励されながら――。
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652 円税込