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時は室町。のちの世阿弥となる美少年・藤若。「醜くなりたくない」という恐れを持ちつつも、とうとう大人へと成長してしまった藤若は、義満への想いと絶望の間で苦しんでいる。そんな空虚と苦しみの日々は、二条良基の言葉によって一変する。「美は超えられる」。藤若は、「美」によって義満への気持ちを伝えるため、申楽を舞い始める――。室町に咲いた身分差ラブロマンス、堂々完結の第12話!
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