恋ばかりしていた (上)
作品概要
パリに行くのが夢だった、パリに住むのが夢だった――二十歳の亜希は、両親の離婚を機に憧れのパリ留学を果たす。アパルトマンで同じ留学生きよみと共同生活を始めたが、たった2か月で、恋人と同棲すると言ってきよみは部屋を出てしまう。新たなルームシェア相手を探し始めたが、現れたのは、初対面のときベトナム人のふりをした第一印象最悪の日本人男性トモヒコ。そんなの絶対にお断り、のつもりだったが……。2年間の休暇を、友人と元彼が住んでいるパリで暮らすことにした寿子。年下の恋人から逃げてきた、亜希の叔母、今日子。それぞれのパリ暮らしを描いた連作「comme ca」(コムサ/こんな感じ)に加えて、短編2本を収録した恋愛傑作選! ※朝日ソノラマより刊行された文庫を再編集したものです。
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550 円税込