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「月のように満ちては欠ける、憎悪の塊。人為らざる其の醜さは人が故に生まれ、人がゆえに魅入られる…」幼い頃から他人には視えない「何か」が視える眼を持つ朔(はじめ)。連続通り魔事件が横行する最中、呼ばれるように入った夜の月読神社で出逢った洋装の伊達男は、その眼が人為らざるモノを引き寄せていると言う。望月と名乗るその男は「守ってやるから囮になれ」と取引を持ちかけてきたが!?
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