[ライトノベル]きみが逝くのをここで待ってる 〜札駅西口、カラオケあまや〜 (全1冊)
作品概要
大学進学のため、札幌で一人暮らしを始めた和仁。新歓コンパで行ったカラオケ店のトイレには、生首が転がっていた。「お客様、もしかして、視えてます?」話しかけてきたのは店長の花宮。
彼は和仁に、ここで働かないかと勧誘する。この店は、この世にとどまっている霊を集めて、あの世に送り出す“実験場”のようなものらしい。生者のエネルギーに満ちているカラオケのバカ騒ぎが、霊を「成仏」させるとかなんとか…。
花宮ももちろん「視える」人間なのだが、常に和仁の傍にいる土色の男の霊については詮索してこない。割高の時給ということもあり、和仁は、このカラオケ店「あまや」でバイトすることにしたのだが――。
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627 円税込