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ゲンタのおばあちゃんの話には、かならず隅田川のカッパが出てくる。ゲンタをほめる時も、しかる時も。やがて戦争はますます激しくなり、ゲンタと家族が疎開を決めた日の夜、空襲が始まる…。戦争の理不尽な悲しみのなかにカッパの愉快さと救いを織りこむ。東京大空襲で孤児となった作者の体験をもとに、平和への切実な願いをこめる。
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