[ライトノベル]桜の花守 桜春国の鬼官吏は主上を愛でたい (全1冊)
作品概要
世界は五国に分かれていた。
それぞれの国には龍神が灯したと言われる「はじまりの火」が灯されており、それを絶やさず守ることが各国の王族の努めとされている。
桜春国の女王を母をもつ白妙姫は幼いある日、難民の生き残りで、全身ぼろぼろになって倒れていた鬼の少年・樒を拾った。
鬼は龍神の末裔といわれていて、頭に生えるのは龍の角とも考えられる「人とは異なる者」たちだ。
これを気に入った白妙は、樒を「しぃ」と呼び、そばに置くことを決めるのだった。
やがて成長した樒は、王個人に仕える官吏「花守」の一員になることを望むが、当代の女王・吉乃が、
自らの命を薪のようにくべて、内裏に流行した特殊な病によって消えかけていた「はじまりの火」を復活させたことを知り、
代々の王が火の生け贄となるために存在している事実を知ってしまう。
樒は花守として、全力で白妙を守ろうと心に決めるが……。
主従の愛にきゅんとする、ネオ和風ファンタジー!
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682 円税込