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不良が大嫌いな千裕は、とある事情で不良しかいない高校へ通ってる。優しい龍星先輩と約束したからだ。来るのが嫌でも、毎日お弁当を作って渡すって。『ちぃ、おいで』甘く優しく、まるで囁くように。先輩は私の身体を引き寄せ、抱き締める。むせかえるような甘い香水の香り……。私は知らなかったんだ。あなたが、兄と敵対するチームのトップだってこと。その香りの下に隠している、恐ろしい程の血の匂いを―
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