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その朝、花守は窮地に立たされていた。名人・倉城一徹の組ノミを見せてもらうため訪れた指物師の家で、花守が泊めてもらった翌朝、件の組ノミがなくなったのだ。状況的に犯人は自分しかいない。そこへ話を聞きたいと現れたのは、冷たい美貌を持つ青年・白菊で……? 二人の出逢いを描く「水仙」と、「菫」完結を収録。大正ノワール探偵譚、コミカライズ第二弾!!
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