ようかいでんしゃ
作品概要
きょうは、ぼくのはじめてのひとりたび。
発車のベルが鳴り、ぼくは電車にかけこみますが、そこで見たのは! お客さんはみんなようかい! ようかいだらけ!
そんなぼくの耳に届いたのは「お客さんのなかに、人間がひとり入りこんでいるようです。
これから、みなさまのにおいをひとりひとり確認します」という車内アナウンス。
ようかいたちにかこまれて、ぼくはこわくてガクガク、ブルブル……!
*
みんなが大好き、ようかい! でも、ぼくが乗った電車にようかいたちが、うじゃうじゃ乗っていたら!? そんなちょっとこわくて、でもわくわくの要素がたっぷりつまったお話えほんです。
お話中には出てきませんが、舞台になっているのは、作者のおじいちゃんが住む和歌山の山里。
都会にすむぼくが、おじいちゃんの家にはじめて一人で遊びにいくお話です。
ファンタジックな内容ですが、絵に描かれる風景は、まさに日本の原風景。
おもしろく楽しいだけでなく、心にしみる作品です。
作品レビュー(関連商品を含む)
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1,430 円税込