[第69回 課題図書]小学校低学年向けセット (全4冊)
作品概要
【セット内容】
・それで、いい!
絵を描くのが大好きな、きつね。
上手下手なんて考えもせず、夢中で絵を描いていました。
あるとき、先生がきつねに展覧会に絵を出品するように勧めました。
きつねは「みんながおどろくような、すごい絵を描く!」と意気込みます。
だけど、なにを描いてもすごい絵なのかどうかわからず不安ばかりが募ります。
あんなに絵を描くのが楽しかったのに、いまはちっとも楽しくないのです。
とうとうきつねは絵を描けなくなって……。
人に認められることは、自信を持つことにつながります。
だけれど、認められることばかりに気を取られてしまうと、人の目を気にして、
自分自身の気持ちや考えをどこかに置き忘れてしまうこともあるものです。
きつねも、そうでした。
ただただ、描きたいものを描きたいように描くことが大好きだったのに、みんなに「すごい絵」と、
思わせたいという気持ちが強くなると、描いても描いても満足できず、描いても描いてもこれではいけないような気持になっていました。
そして、だんだん、描くことが苦しくなってしまうのです。
この物語は、子どもたちに、あなたはあなたのままでいい、と語りかけます。
人の目を気にしないで、やりたいことと、やりたいようにしていいのだ、と。
そのままのあなたが、すばらしいのだ、と。
・よるのあいだに みんなをささえるはたらく人たち
わたしがパジャマにきがえるころ、ママは、でかける。
たいせつな仕事にいくんだ。
町のあんぜんをまもる警察官や、たいせつなニュースをつたえるレポーター。
わたしがねているよるも、たくさんの人たちがはたらいて、みんなのくらしをささえてくれている。
私たちが生活する中で、なかなか直接目にすることのない、
夜間にはたらく人たちの仕事を、子ども目線のやさしい表現で追いかける絵本です。
・けんかのたね
ある日の夕方、家の中は大さわぎ。
いぬは、ねこをおいまわし、4人きょうだいは大げんか。
わけをきいても、口ぐちに、自分のせいじゃない!というばかり。
いったい、なにがあったの? 仲なおりできるの? いいわけをする子どもたちと、
いいわけのできないいぬとねこ、そして、いいわけをしなかったねずみの、たのしい絵童話。
・うまれてくるよ海のなか
海のなかにくらす、たくさんの生きものたち。
たくさんの卵がうまれて、でも、おとなになれるのは、ほんのちょっと。
だから、なるべくたくさんの卵がぶじにかえるように、海のおとうさん、おかあさんは、いっしょうけんめいです。
そばでせわしたり、じょうずにかくしたり、ときには命がけでまもります。
そうしてうまれた海の子たち。
がんばれーと応援したくなります。
けなげでたくましい親たちのすがた、きれいでかわいらしい卵や子どもたちのすがたを、美しい写真とやさしい文で紹介します。
意外と知らない海の生きものたちの、親子関係がわかります。
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