オニタロウ
作品概要
ある日、鬼からの挑戦状がたけのこ園に届きます。
「おれさまは、わがままで悪いこどもが大すきだ。
相撲で勝負して勝てなければ、おれさまのコブンになれ。
まっていろ。
~鬼の親分より」。
もう、園のこどもたちは大騒ぎ。
さっそく相撲の練習をしたり、落とし穴を作ったり、雪玉や豆を準備したり……。
そうして、ついに約束の日がやってきます。
が、園に現れたのは弱虫のオニタロウでした。
さてさて、どうなることやら。
秋田県はナマハゲで有名ですが、大館市のある保育園では、節分の季節になると、このような本物(?)の「鬼の挑戦状」が、園の玄関に貼り出されます。
この手紙を読んでもらった園のこどもたちは、大きい子も小さい子もどうやって鬼をやっつけるか、真剣に考えるのだそうです。
このときの子どもたちの気持ちをふくらませながら、物語が生まれていきました。
そもそも鬼と聞くと、悪いものと思いがちですが、世の中には、優しい鬼もいるんです。
ぜひ、節分に読んでみて下さい。
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1,540 円税込