[ライトノベル]陰陽師と桜姫 (全1冊)
作品概要
呪いの桜から生まれた娘が世界を変える!
はるか昔、異能が栄える三大国があった。
上河、貴陽、玉兎――これら三つは歴史ある国で、陰陽師や方術士の一族が住む土地だった。
あるとき、上河の森の奥に、黒い花弁をもつ桜の樹「咒桜」と呼ばれる個体が現れた。
桜は玉兎の高名な女方術士・有翠が作り出したものだったが、
そこに或る呪いがふりかかり、さらにその咒桜が子どもを生むようになったことで、世界の近郊は崩れてしまった。
陽桜李(ひおり)は、桜から生まれた娘だ。
気づいたときには黒い桜の樹下にいて、自分か何か普通の人とは違う存在だと、うっすらと気づいていた。
父の美春(みはる)は陽桜李を桜の森で拾ってくれた人で、血が繋がっているわけではない。
美春には陽桜李のほかに息子がふたりいて、陽桜李は彼らを兄と慕うが、
それぞれ誰一人として美春とは血が繋がっていないのだった。
じつは美春は貴陽の陰陽師一族の次期当主と目されるほどの人物だが、
陽桜李にはただ不器用で優しく美しい、誰よりも大切な父としか思えなくて――。
人よりも高い身体能力と生命力をそなえた陽桜李は、得意の武術をきわめ、
家族とともに咒桜の呪いを解く旅に出かけるが……。
新感覚・和風ファンタジー!!
作品レビュー(関連商品を含む)
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?
693 円税込