[第70回 課題図書]小学校中学年向けセット (全4冊)
作品概要
・いつかの約束1945
「あたしは、関根すず。9さい!」
ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。
後日、二人は意外な場所で彼女と再会する。残されたメッセージに込められた思いとは?
いっしょに町を歩きまわり、語り合った、忘れられない夏の一日。
・じゅげむの夏
山ちゃん、シューちゃん、かっちゃん、ぼくの仲よし4人組は、天神集落で同じ小学校に通う4年生。かっちゃんは筋ジストロフィーという病気だけれど、
小さい頃から一緒にいるぼくらにとって、かっちゃんは特別な存在ではない。親友のひとりだ。そのかっちゃんが、
4年生の夏休みに、川へダイブしたいと言い始めた。天神集落の子どもにとって、川へのダイブは、大人への階段を一歩上がるような、そんなならわしだった。
「だいじょうぶ、どぼんて落ちるだけだからさ。来年になったらとべなくなるかもしんねえし」。
人なつっこい笑顔でそう言うかっちゃんの願いをきいてあげたくて、ぼくらは綿密に計画を練ったのだけれど……。
夏の匂いが濃く立ちこめる山あいの村で、死という確かで曖昧なものを共有しながら、めいっぱいいのちを謳歌する少年たちの夏の日をみずみずしく描いたさわやかな作品。
・さようならプラスチック・ストロー
約5千年前に発明されたストローは、なぜ今、問題になっているのだろう? ストローの発明と改良の歴史、
使い捨てプラスチックが環境や海の生き物に与える影響、解決策など、SDGsを考え行動するためのノンフィクション。
4つの…Reduce(リデュース:ゴミをへらす)、Reuse(リユース:再利用する)、Recycle(リサイクル:資源として再利用する)、
そしてRefuse(リフューズ:必要ないものをことわる)…を意識して、できることから始めてみましょう!
・聞いて聞いて! 音と耳のはなし
"音は、ふるえる空気の波です。大きな音は大きな波、小さな音は小さな波、高い音は細かくふるえています。その波は耳の中の器官を伝わり、
電気信号となって脳に届きます。左右の耳に届く音はわずかにズレていますが、脳はその差を手がかりに、音がする方向や、どんな場所で響いているかを判断します。
ふたつの耳で聞きとることで、音はより立体的に、いきいきと聞こえるのです。動物は音で敵の気配を感じ取ったり、なかまとやりとりをしたりしています。
中には、人間には感じ取れないほど高い音や低い音を聞きとるものもいます。人間もまた、日々、さまざまな音を聞きとり、記憶し、くらしに役立てています。
雨の降る音。車の音。鳥のさえずり。目をつぶって耳をすませると、身のまわりの情景が心に浮かびます。音には、目に見えない景色をイメージさせる力があるのです。
オーディオ専門の執筆活動に携わってきた著者が語る、音の魅力と耳のふしぎ。
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