[ライトノベル]きみがいなくなっても教室はそこにある (全1冊)
作品概要
「きみがいなくなっても教室はそこにある」
――かつて王立学院で魔術師を目指していたにもかかわらず、十年前の〈ある出来事〉をきっかけに魔力欠如者となったソール。
現在はしがない古書店店主として、控えめな暮らしに身を置いている。
そんな彼の店を訪れたクルトは、身分と容姿、能力を兼ね備え、魔術師としての将来を嘱望される完璧な学生だった。
学院の日々を想起させるクルトにソールは反発しながらも惹かれていき、クルトは魔力欠如ゆえにソールに興味を抱く。
しかし十年前に何もかもを失ったソールには自尊感情がなく、クルトへの想いを押し殺すばかり。
正反対のふたりの恋のゆくえは――? ある日店を訪れたのは、魔術師を志す学生・クルト。
身分だけでなく見目にまで恵まれた彼の、”存在している”だけで放散される巨大な魔力に、ソールは学生時代の自分を重ねていた。
出会いこそ剣呑だったがクルトはソールへの想いを募らせ、一方で心のひずみを抱えるソールは感情を押し殺すことしかできない。
激しい衝突を経て、ソールを蝕む苦しみを心で捉えたクルトは、自分の意志である決断を下すことに――……?
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1,650 円税込