ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
作品概要
生きること、そして死ぬこと、その両者の意味を誰よりも理解し、そしてその意味に殉ずることに一切の躊躇がない誠実な正直者、
つまりこのぼくは、8月、縁故あって奇妙なアルバイトに身をやつすことと相成った。
それは普通のアルバイトであって、ぼくとしては決して人外魔境に足を踏み入れたつもりはなかったのだけれど、
しかしそんなぼくの不注意についてまるで情状酌量してはくれず、運命は残酷に時を刻んでいく。
いや、刻まれたのは時などという曖昧模糊、茫洋とした概念ではなく、ぼくの肉体そのものだったのかもしれない。
あるいは、そう、ぼくの心そのものかー戯言シリーズ第5弾
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1,320 円税込