のどかな田園風景が広がる猪狩町
黒イチジクを地域の特産として、
限界集落から一転、活況を呈し始めていた
そんなイチジク農園を営む泉圭太の
もとに見知らぬ男が現れた
鈴木睦雄と名乗る怪しい言動の男は
どこか得体のしれない雰囲気で…
猟師もやっている彼らには
これが鹿肉ではないことは一目でわかった
怪しすぎる男・鈴木の正体…
その頃、愛知県警察本部では―
ボランティアで元受刑者達の
保護司をしている男性が失踪していた
一か月前……
男性からある受刑者と養子縁組をしたい
と話があったという
失踪との関係も深く、
仮釈放の身で出頭要請にも応じてない為
警察本部は鈴木睦雄を探し動き始めた
泉圭太と幼馴染の純、町交番の守屋
3人で鈴木睦雄を追い詰める
鈴木は人違いを主張。
さらには次第に様子がおかしくなっていく
鈴木睦雄が死んだ…
復興のきざしが見えた町を守るため
不慮の事故をどう処理するか考えた結果
暮らしを、町を守るため
人生の歯車が狂っていく…―