本番直前のストレス解消に勉強から離れて全く別のことをするのは逆効果だ。結局、勉強の事がチラつき逆にイラだってしまうのがオチだ。本番直前のストレスは勉強で取り除くしかない。勉強をやってやってやりまくる事で自信をつけてストレスを乗り越えろ。

これまで、これだけ努力してきたという具体的な経験としての自信（根拠のある自信）だけでなく、こじつけや思い込みによる楽観的な自信（根拠のない自信）を増やす事が受験の不安や恐怖を減らす要因となりえる。「私はツイている」「志望校に縁がある」と思い込むことが受験間近に精神的なコンディションをベストに保つ秘訣といえる。

試験合間の休み時間に答え合わせは決してするべきではない。例えミスが分かっても取り返しがつかないし次の試験に悪影響を及ぼすだけだ。終わった事は忘れて次の本番に頭を切り替えろ。

本番ではどんな人間でも緊張し、いつもの自分を忘れてしまう。変わった事は起きない。一呼吸置いて、いつもどおりやれば結果はついてくる事を思い出そう。

前日に練習問題の1問だけを残して、翌日にまず1問を解くだけならリラックスして勉強を始められる。受験は長期戦だ。全速力やフルパワーは急激なスランプにつながりやすい。始めの負担を減らし、取り掛かりやすくするのが、勉強をロスなく持続できる秘訣だ。

試験が始まったらいつもやっているパターンを変えるな。例えば物理と地学で必ず解く順番を決めておくだけで、その場で舞い上がらずにいつものペースで問題を解ける。試験に合わせるのではなく、自分のパターンに試験をあわせろ。

どんな問題も基礎問題の変形バージョンに過ぎない。まずは問題集1冊に集中して基礎問題を徹底的にマスターするべし。

試験開始と同時に全体像を把握し、完答出切る問題と部分点を取りにいく問題を見極ろ。超難問に時間をかけすぎない事が大事だ。どこを流して、どこで点を取るかを把握して問題に挑む事が大切だ。

勉強で凝り固まった体は、集中力を減退させる。背筋を伸ばしポジティブな気持ちで勉強に挑め。試験会場にも颯爽とした姿勢で歩くだけで試験に前向きに挑戦できる。

勝負どころで躊躇する人間は本来の勝ち目も失ってしまう。 勝った瞬間、合格した瞬間を思い描き、これまでの努力を信じて開き直る事は勝利を近づけてくれる。