【拳願仕合】とは、
利害が対立する企業同士が
組合を通して勝負の場を設け、
双方が雇い入れた腕自慢が代理となり
雌雄を決する勝負を
組合員たちが見届ける中で
勝敗は一方が倒れ伏すまで
行われる試合である
そう【この彼】だ!
その闘いを見ていたヤマシタカズは
彼が名乗った時、こう思った
【逢魔が時】!?
闘いをする男の野生溢れる
食べっぷりになぜか尊敬するヤマシタカズオ
しがないサラリーマンの彼が
どういうワケか、社長にも
王馬にも気に入られる
そもそも【拳願仕合】とは…
王馬の最初の試合の敵は
にらみ合う二人に
掛けられるものは【事業の権利】
それはもちろん莫大な金が動くこと
そして一般サラリーマンには
会うことすらできない
日本、最高峰!王手銀行の総裁が
この【拳願会 会長】であった…
………ヤマシタカズオ絶句
さらにヤマシタカズオに
降りかかるもの
それは………
王馬も同意!
ヤマシタカズオもう逃げ道がない
いつもでも、俺は最強というこの自信!
言い切るところがサイコーにカッコイイ!!
相手を分析しつつ、闘ってきた王馬だが
ときには、このような姿も見せる
コイツはなぜ王馬に執念するのだろうか
それは歪んだ愛なのかもしれない