このエロティックでミステリアスな漢たちの生きるレトロな世界を知る人はまだ少ない。
ハッキリ言って、読むと辱めを受けてる気分になるので、読む時間と場所はくれぐれも注意していただきたい。
フンドシ嫌いな柳腰ぼんやり傘職人・詩郎(右)、だらしない人NG熱血正義漢巡査殿・光路郎(中)、詩郎の兄や・安里(左)
美しいおんなと魅了されるおとこの図
無垢で純粋なおんなが求められ、その世間知らずさが刃になる瞬間。
人間が狂っていく様がえげつなく描かれ、その容赦のなさに、美しく可憐なおんなを見たおとこが生唾を飲むような衝動が駆け巡る。
度々、詩郎の存在が「艶」の定義を脅かし
その淫靡な空気によって…
たまに息が止まる。
だいぶけしからん姿があちこちに。
自分より格上の美貌に憧れ、血の滲む努力で理想を追い、自分を見失えば
事件を解決する彼らは強く、そして非道だ。
どんなに血にまみれても、美しく優しい。
すべてが命懸けだ。
必見の兄弟愛:弟・詩郎へ兄やの教え
『フンドシの何たるや』
読者の心をゆるっとさせる、
それはそれはいけない薬のような漢たち。
おまけ:『照れる漢』
※スタッフが探り当てられた新たなフェチ(…というか光路郎。同士よ集え!)