このエロティックでミステリアスな漢たちの生きるレトロな世界を知る人はまだ少ない。
ハッキリ言って、読むと辱めを受けてる気分になるので、読む時間と場所はくれぐれも注意していただきたい。

艶やさは誰にも言えない秘密でできている

フンドシ嫌いな柳腰ぼんやり傘職人・詩郎(右)、だらしない人NG熱血正義漢巡査殿・光路郎(中)、詩郎の兄や・安里(左)

彼らの周りで起きるエログロ猟奇な事件は
ゆっくり正確に読者のフェティシズムを探り当ててくる

かつておんなのものだった「艶」

美しいおんなと魅了されるおとこの図

無垢で純粋なおんなが求められ、その世間知らずさが刃になる瞬間。

人間が狂っていく様がえげつなく描かれ、その容赦のなさに、美しく可憐なおんなを見たおとこが生唾を飲むような衝動が駆け巡る。

度々、詩郎の存在が「艶」の定義を脅かし
その淫靡な空気によって…

たまに息が止まる。
だいぶけしからん姿があちこちに。

艶やかなおんなと漢が入り交じる裏町

自分より格上の美貌に憧れ、血の滲む努力で理想を追い、自分を見失えば

やがて必ず、妬みに狂う新しい自分と出会う

五角形のバランスが取れた人間などいない
その歪みが光にも影にもなって

誰かをひどく魅了する

事件を解決する彼らは強く、そして非道だ。

どんなに血にまみれても、美しく優しい。

エロくてグロくて、ふざけてる
それが『艶漢』

すべてが命懸けだ。
必見の兄弟愛:弟・詩郎へ兄やの教え
『フンドシの何たるや』

秘密をひた隠して生きる尊さも、うっかり漏れ出る妖しさも肯定する

読者の心をゆるっとさせる、
それはそれはいけない薬のような漢たち。

この世は秘密でできている

おまけ:『照れる漢』
※スタッフが探り当てられた新たなフェチ(…というか光路郎。同士よ集え!)

艶漢の”沼”はコチラからおはまりください

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